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院長ブログ
2015.07.10

『七夕の願い事』

『七夕の願い事』

おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!


七夕は若干過ぎてしまいましたが・・
今日は大好きなメルマガ「人の心に灯をともす」バックナンバーから


「七夕の願い事」


多湖輝氏の心に響く言葉より・・・・


ずいぶんまえのこと、日曜日の朝テレビを見ていると、
お医者さんの講演を放送していました。
以下はそのお医者さんのお話です。


ある下半身マヒの女性がいました。
その女性は、左手も思うように動かせないので
もちろん、車椅子を自分で動かすこともできません。

外出、お風呂やトイレの介助など、
すべての世話はお母さんの役目になっていました。


ある年のことです。
彼女を含めた障碍者の方々のために七夕パーティが、
ボランティアの人たちの手で開催されました。
みながとても楽しそうにかざりつけをしていました。


私が、彼女に、

「短冊はもう飾ったの?」

と聞くと、

「はい、私の願いは一つだけなので、
短冊は一つ飾っただけです」

と答えました。


「一つだけ?なんて書いたの?」

と聞くと、


「お母さんより一日だけ早く死ねますようにって書いたんです。
お母さん、ずっと私の世話ばかりだから。
私はお母さんがいないと困ってしまうけれど、
お母さんには、私の世話をしなくてもいい日が
一日でもあって欲しいな!って思って」


彼女は笑顔でそう言ったのです。
私は感動して、その話を彼女の母親に伝えました。


すると彼女の母親は、

「私も短冊に願い事を書いてきますね」

と言って、向こうに行ってしまいました。


飾りつけが終わってから、彼女の母親に、

「短冊かざりましたか?」

と聞くと、

「ええ、あそこに」

と上の方を指さしました。


ちょっと高い所だったので何て書いてあるのか読めません。

「何て書いたんですか?」

と聞いてみると、

「ぜいたくを言わせてもらえば、
娘より一日だけ長く生きさせてください
と書きました」

と、
娘さんと同じ笑顔でした。


そして、

「自分が楽をするために、一日長くと書いたのではありません。
あの子が安心して天国へ行けるようにと思いまして。
一人ではお手洗いにもいけない子ですからね」

と続けたのです。


この親子の絆を強く感じるとともに、
その明るさに私は救われました。


『思わずほほえむいい話』PHP


私たちは今の生活をあたりまえのこととして毎日を過ごしている。

もし自分一人でトイレにも行けないとしたら・・・・
誰かのお世話にならなければ、食事もできないとしたら・・・・・

そう考えたとき、今の生活がどんなにか、ありがたいものであるかがわかる。
些細(ささい)なことで、不平不満を言ったり、怒ったりする自分が恥ずかしくなる。


今あるあたりまえの幸せに気づき、感謝の気持ちで生きていきたい。



メルマガ「人の心に灯をともす」バックナンバーより


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この親子のお互いを思いやる利他の心
お互いに対する感謝の心


当事者やその家族でないとわからない悩みや辛さも
きっと抱えているのではないかと思いますが、
笑顔で前向きに生きているこの親子に心打たれます。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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